スーファミやらPCエンジンやらを持っていなかった僕にとって、RPGとはパソコンのRPGだった。バブルで羽振りが良かったオヤジが「これからはパソコンの時代だ」というわけの分からない理由でPC98-RA2を買ったが、残念なことにOSという概念を知らなかったのでMS-DOSさえなかった。というわけで、買った当初はN88-BASICくらいしかやることが無かった。ベーマガのプログラムを手で打ち込むというのは既製品のゲームにはない体験で、それはそれで楽しかった覚えがある。そんな僕にPCゲームの楽しさを教えてくれたのは「イース」および日本ファルコムのゲームだ。これらは、出来がすごくよかった。それ以降PCゲームにはまったわけだ。私立の男子校に居たのでそれなりの金持ちが多く、PCゲームを結構借りることが出来た。中学時代をゲーセンとPCゲームに費やした僕は、クラス47人の中で45番という成績を取るまでになったのは今となっては良い思い出だ。


そんなこんなでPCゲームならば何でも楽しかった頃、中古(3000円くらいだったか)で買ったのが表題のエメラルドドラゴンだ。一応あいまいな記憶で説明すると、ドラゴンと一緒に育った女の子(ヒロイン、タムリンという名前)が、自分の故郷の戦乱のピンチに際し、幼馴染のドラゴンを角笛で呼び寄せて色々冒険する話だ。実にこれはオープニングの紙芝居(ムービー??)の内容であり、起承転結の起なのだが、 その起の後の承転結がさっぱり思い出せない。ストーリーもそうだが、登場人物の名前もタムリンしか思い出せない。でもこのゲーム、遊んだ時間はとてつもなく長かった。RPGというジャンルでこれほど遊んだゲームは後にも先にもないかもしれない。にも関わらず思い出せないのは、このゲームを楽しんではいなかったし、疲労感がたまるゲームだったからだと思う。ストーリーが悪いのかといわれれば、思い出せないなりに面白かったと思う。ストーリーが思い出せないのに何で面白いと分かるのかと言われると確かにそうだが、要はストーリー以外の部分が圧倒的に辛かった覚えがあるのだ。


1.マップが広すぎる。

2.迷宮が悪質すぎる

3.即死技(なのかはわからないが体力の大半を奪う技なのは確か)→ゲームオーバーが多すぎる

4.タムリンの戦闘AIが馬鹿すぎる


多分1.2だけとか、3,4だけとかならば我慢できたのだろう。その相乗効果の威力は半端ではなかった。この中で当時のレベルで何とか許容できるのは1,3だ。4が特に理不尽で、AI任せの戦闘なのに回復役が全く回復してくれないとしたら、こちらはどうしたらいいのだ。友人のI君は定価(多分10000円くらい)で買ったにも関わらず挫折していた。たぶんこういった疲労感の記憶が、ストーリーの良さも忘却させたのだろう。


Wikipedia


Wikiを見てみたのだが、さっぱり思い出せない。思い出せたのは主人公の名前と、その結末だけだ。その他の主要人物の名前は全然記憶に無い。とりあえずエンディングを見てみた。




あれ?5人いる。サオシュアントって誰よ?僕にとってこのゲームは登場人物4人+ラスボス一匹のゲームという印象しかないのだが、もう一人仲間居たの?一番長く遊んだRPGなのに、主要メンバーの数まで覚えていないとは。全く、もう少しシステム的に何とかならなかったの・・・・・ん????


-----------------Wiki引用 タムリンの項-----------------------------

回復魔法も使えるが、PC版では終盤の高いレベルになると回復が必要な場面でもレイヴァース(極太の破壊光線を真正面に撃つ魔法。通称「タムリンレーザー」。PC88、PC98版ではAIは魔法を4つしか覚えられないため、レイヴァースを覚えると自動的にヒールを忘れてしまう)を撃つようになってしまう。さらにレベルが上がると混乱の魔法を使うことも多くなる。

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そんな理由かよ!来もしない回復魔法を延々と待っていたわけか。ネットでの評価がおおむね良いのは、PC版以外ではそういう風になっていないってことか。PC版だけなら絶対にもっと低い評価だったに違いない。これがわかっていたならもっとやりようがあったのだが。Project Eggあたりで探して....いや、もういいや二度とやりたくない。