2014年05月

ハイボールが嫌いな人へ

ハイボールは安い酒で作るのがうまいです。安っぽい甘みが合うんですよ。

名人戦で羽生が目指したもの

久しぶりに羽生が名人になった。喜んでいる人も多いことだろう。

さて、今回の名人戦だが、一局目を代表格として定跡形の攻防ではなかったように思える。思うに羽生は電王戦を意識したのではないだろうか?ガチガチの定跡形では人間がコンピュータに勝つことは難しい。中盤までに相当さを広げないと、終盤で勝てない。そして中盤までにそこまで差を広げるのは難しいことだ。差を広げるためにはデータにない勝負をすることだ。コンピューターが人間より強いというのは人間が研究した定跡がインプットされているからだ。登録されている定跡形から外れれば、序盤中盤はまだ人間でも戦える。まぁ、素人目だけど。

定跡形でないことでもっと重要なのは、やっぱり力戦形のほうが面白いということだ。最近自分では遊ばない見るだけの将棋ファンが増えたようだが、 どうも棋士のキャラクター性やらおやつ、昼食(死ぬほどどうでもいいです)やら女流の顔やらで盛り上がっている人が多いように思える。それは多分最近のプロの将棋がつまらないように見えるからだと思う。定跡本を読んだりして僕自身は楽しいが、それを楽しくないと思う人も多いだろう。敷居が高いのだ。そういう意味で今回の特に第一局は面白かった。将棋なんて世の中に役に立つものではないのだから、最低限楽しくなければならない、そう言って実践した升田幸三、羽生はそのあたりよく考えているようだ。

そういった楽しませる将棋が出来てさらに強い。羽生が死んだら将棋は落ちぶれるだろうなぁ。
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