首を長くして続編を待つというのはもどかしいながら楽しい経験だ。そのもどかしさゆえ、様々な理由で続編が出ないことに怒りを感じることはあるが、逆に続編が出てほしくなかったと思うものも多い。その原体験がBRAI上巻だった。
BRAI上巻は名作ということになっているが、色々難点のある作品だった。一つは展開がくさくて幼稚というのがある。あれが恥ずかしいので好きになれなかった人も居た。そして、絵が聖闘士星矢のアニメーターが書いているというのが話題になっていて本当に良く似ていた。主人公の必殺技も乱打というやつでペガサス流星拳そっくりな感じで二番煎じくさい。さらにシステムが駄目だ。はっきり言って戦闘その他は最近のフリーゲームよりも相当悪いくらいだ。あの当時でもファルコムの英雄伝説とかあったわけだし、それらと比較するとレベルが相当低いといわざるをえない。それでも当時べらぼうに面白かったのだ。そんなくさい展開は少年誌や小説で良いだろうという向きもあるかもしれないが、やはり自分の愛しているメディアでそれを見たいのだ。PCのRPGでその展開が見られる、最高じゃないか。又、音楽も良かった。SHOW-YAとかいうバンドから提供された音楽らしく、これが又ゲームの要所要所に効いていてぴったりだった。さらにエンディングは音楽との相乗効果で下巻への期待感をあおるものだった。下巻が待ち遠しい、そう考えた人は多かったと思う。僕だってそうだ。人前では斜に構えて否定しながらも、こういう王道展開を自分の愛するメディアで見たいのだ。続きを読む
BRAI上巻は名作ということになっているが、色々難点のある作品だった。一つは展開がくさくて幼稚というのがある。あれが恥ずかしいので好きになれなかった人も居た。そして、絵が聖闘士星矢のアニメーターが書いているというのが話題になっていて本当に良く似ていた。主人公の必殺技も乱打というやつでペガサス流星拳そっくりな感じで二番煎じくさい。さらにシステムが駄目だ。はっきり言って戦闘その他は最近のフリーゲームよりも相当悪いくらいだ。あの当時でもファルコムの英雄伝説とかあったわけだし、それらと比較するとレベルが相当低いといわざるをえない。それでも当時べらぼうに面白かったのだ。そんなくさい展開は少年誌や小説で良いだろうという向きもあるかもしれないが、やはり自分の愛しているメディアでそれを見たいのだ。PCのRPGでその展開が見られる、最高じゃないか。又、音楽も良かった。SHOW-YAとかいうバンドから提供された音楽らしく、これが又ゲームの要所要所に効いていてぴったりだった。さらにエンディングは音楽との相乗効果で下巻への期待感をあおるものだった。下巻が待ち遠しい、そう考えた人は多かったと思う。僕だってそうだ。人前では斜に構えて否定しながらも、こういう王道展開を自分の愛するメディアで見たいのだ。続きを読む