2015年11月

PIC VS AVR まるで昔のWin VS Mac~arduinoの先にあるもの。

秋月で主にセンサー類を買って、arduinoで色々試してみた。飽きた。思うにarduinoは作りたいものが分かっている人がプロトタイプを作るとしたら良い環境だろう。僕のように、何かよくわからないけど、とにかく工作を楽しみたいという向きには、合わないと思う。工作感が無さ過ぎるからだ。又、何かしようと思うとarduino数台必要となり、金がかかりすぎる。それでもarduinoは僕にとって必要な通過点だった。コレがなかったら、電子工作を漠然と近寄りがたいものと思い込んだままだったろう。敷居が大いに下がった。

arduinoを使わないとすると、当然マイコンを自前で触る必要があるわけだが、ググるとPICとAVRの二種類に分かれているようだ。PIC党は「悪いところもあるけど、普及してるしまぁいいか」でありAVR党は「PICのこことここが良くないから、PICからはじめるべきではない」という感じだ。1995年当時のWinとMacの関係に似ているように思える。もちろんAVRがMacだ。とはいえ、人間そういう説明を聞いてしまうとより良いものに走る生き物、AVRからはじめようと思った。だがしかし、先日ある出来事があってAVRではなくPICから始めることにした。そのある出来事とは・・・

amazonを見れば、AVR本は少ないといっても何冊かあるわけだ。だから目星をつけて本屋に言ったのに、「AVR」と書いてある書籍が一冊も無い。いや、もしもそこらの町の本屋でないのなら責められるのは僕なのだが、上前津の三洋堂になかったので唖然とした。上前津の三洋堂といえば技術書が多いことで知られている。そこに無いのだ。鬱陶しいアニソンがかかっていたので、そういう地位では無くなったのかと勘ぐったが、PICの本は大量にあるし、電子工作の本も豊富なのだ。AVRだけが無い。無いということはそれを求める人が少ないということだ。思い出した、1995年あたりのMacも在庫が無いことがちょくちょくあった。どんなにマニアが良いといっても、結局需要がないのでモノが少ないのだ。ホント昔のMacにそっくり。結局PIC本を買って帰った。

縦シューは再び死ぬのか

CAVEが死にそうに見える。何故かというとキャッシュフローを見る限り普通に資金ショートするようにしか見えないからだ。そういえば取締役が横領して”怒首領蜂大横領”とかやっぱりなというようなスレが立ってたな。ベンチャー企業に居たからわかるけど、経営が悪化するとあらゆる管理が雑になっていくので、多分横領もしやすかろう。いや、もしかしたら本人は横領という意識はなく、何らかの分け前という形で揉めただけかもしれない。落日の会社で人が出入りするごたごたあたりは本当に何でもアリで、経営陣もヤケになってたりしてすごく末期的になる。CAVEがそうだとは言えないが。
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コンチネンタル Grand Prix 4000S2



自転車のタイヤごときに前後一万円も払うのは馬鹿馬鹿しい、そんな風に思っている時期があった。ロードを買ってから9ヶ月で4000キロほど走ったが、元々付いている安いタイヤが限界になってきた。そのタイヤはブリジストンのカタログにも載っていない、完成車のみにつける廉価版のようだ。が、結構頑丈で今のところ不満も無かった。というわけで、タイヤを買うのを最初躊躇したわけだ。 あまり期待せずに乗ってみたわけだが、明確に乗り心地が違うのに感動した。軽さも元々のやつがワイヤー入りの重いものだったので相当軽くなったはずだが、そのあたりの差はよくわからない。地面との接地を体感できるというか、とにかく乗っていて楽しいし、楽だ。換えた当初は乗り心地が楽しくて、特に目的地も無く乗ってみた。高山もこれで行った。これほど違うならなぜ今まで換えなかったのかというレベルだ。が、残念なことにその乗り心地が当然となった今では、いいのか悪いのかよくわからない、当たり前かもしれないが。

安いタイヤしか使っていない人にはお勧めだ。最初だけかもしれないが、その体感は自転車にずっと乗っていたくなるものだろう。慣れてしまうと解らなくなるかもしれないが、相当ロングライドが楽になっているはず。

ヘルトック・ヤン-グランド・プレステージ

今日健康診断の結果をもらってきた。個人で仕事をするようになってから5年間、健康診断を受けたことが無い。しかも最後の健康診断ではガンマGTPが160でGOTなどにも異常があった。その時は飲んで死ぬならそれでいいやとばかりに酒をやめなかった。ワイルドターキー8年が好きで、12年やレアブリードより安いのだが、あの荒々しい味が好きだった。買ってくると一日で一本空けてしまう。相当ひどいアル中なのは明らかだろう。自転車を乗り始めて酒が減ったのは以前書いたとおりだが、そうなると今度は肝臓がどれだけ悪化しているのか気になってくる。今回結果をもらうまで戦々恐々としていた。結果はガンマGTPが41でGTPGOTともに21、完全な健康体。自転車に乗って良かった、本当にめぐり合わせに感謝した。

で本題。実は健康診断の結果如何では禁酒もアリと思っていたので、良い結果を見ていきなり酒が飲みたくなったのは元アル中現依存症。そこで表題の酒である。



見ての通り500mlで千円する。が、アルコール10%なのでワインと思えばそれほど高くない。味はヒューガルデンのような甘い味にカラメルの風味をつけるこうなるのか、たしかにビールとは思えないような味だ。、酒の嫌な部分を取り除いてジュースっぽくしたビールというところか。自分には合わなかった。ワイルドターキーの例にあるとおり、酒の酒っぽい嫌な味というのが好きなので、こういうアルコール度が高いけどジュースみたいで飲みやすいものは苦手だ。焼酎で言うと天使の誘惑のように焼酎っぽさを抜きすぎて好きになれないようなものだ。

ただ、これほどビールっぽくないビールは初めてだ。ビールが苦手でサワーを飲むような人に勧めると喜んでもらえると思う。女性にもウケそうな味なので、下心のある人は家に常備しとくといいかも。

羽生の将棋が変わった

昔は一手でも短手数で葬ろうとする将棋が多かった。蛮勇のように見えて実際失敗することもあったのだが、それが羽生将棋の特徴だった気がする。そして、そういう手順だからこそ驚くような一手が生まれていたと思う。が、最近、特にタイトル戦ではそういう手が少なくなったように思える。どちらかというと安全策を取るような。それが悪いといっているわけではないのだが、ともかく変わったような気がする。

今年タイトル戦で二回ほど不思議な対局があった。どちらも羽生が勝っている。VS行方名人戦で棒銀だったので途中で棒銀をあきらめて銀を戻ったというのが一つ。もう一つはVS豊島棋聖戦でわざわざ垂らした歩を成り捨ててなかったことにした手だ。手待ちに定評がある羽生なので、最初はそれなのかと思ったがどうも違う。ただの手損にしか見えない。特に後者だが、これが羽生の引っ掛けだと言う人も居たが、終盤のあの場所で単純な手損などしたいわけが無いので普通に失敗だろう。実際羽生も「恥ずかしいが仕方ない」と言っている。だが、ここまで名のある棋士がこういう手を指すのは珍しい。棋書によくある「~すると何をしていたか解らない手」といわれる手で、そんな手指すくらいなら負けたほうがマシという程度に忌避されているような手だからだ。そこまで勝利にこだわったのだという気がした。

 最近羽生は「いつまでタイトル戦を出来るかわからないから、一局一局精一杯指したい」というようなことを言っている。現在名人を含む4冠なので、これは謙遜にも見えるが、多分本音なのだろう。羽生は自分が早晩勝てなくなると危惧しているのかもしれない。そう考えると羽生の指し手の変化も納得がいくのだ。

月夜の駒音 祝、連載終了 

将棋世界・内舘コラム「月夜の駒音」が終了

本当にお疲れ様でした。もう将棋関係には来ないでください、後生です。くれぐれもお願いいたします。

M570tのレビュー 使い方のコツ

以前オパビニアという記事を書いた。リンク先の製品情報が消えているので再度書くが、



これだ。指日本で動かすのでかなり正確に動かせるし、使っていて楽しいものだった。問題は左右ボタン同時クリックでスクロールするというのが受け入れにくかった。さらに、それが嫌でユニバーサルスクロールというものを使おうにも、スクロールの方向が正確に垂直方向にならず勝手に横にスクロールしたりして使いにくかった。スクロールを多用する場合はかなりつらい。結局耐久性というか信頼性というかがかなり低い製品だったらしく、すぐに壊れてしまった。具体的には、いわゆるチャタリングというのが起るようになった。製品の品質もそうだが、結論としては「使えない」というものとなった。ただ、ボールを転がすというのは中々に気晴らしになるもので、トラックボールという製品自体は悪くないと思っていた。

で、今回買ったのがこれ。




最初ケンジトンの高い奴にしようと思ったが、ホイールが欲しかったのでこれにした。このM570t買った当初は非常に使いにくいものだった。やはり親指一つでは精度が出ないのだ。前述のTM150にくらべて相当使いにくかったが、最近やっと使えるようになったのでコツを伝授しよう。

まずマウスポインタはそれなりに遅くする必要がある。なれないうちは相当遅くないと使いにくいだろう。そして普段あまり使わない「加速」を目一杯に設定する。これで使いやすくなるはずだ。ただそれでもトラックボールの精度が出ないかもしれない。一番重要なのは親指のボールへの接触させ方だ。普段は指の腹を使う。広い稼動域が必要だからだ。そして、細かい動きをしたい場合は、指の先を使ってボールを転がす。指先をボールに立てるような角度をつけることがコツだ。これで相当細かい動きにも対処できる。指の腹とか指を立てるとか書いたが、要は稼動域が大きい持ち方と小さい持ち方を自分なりに探せばよい。このコツがつかめたあたりでポインタのスピードを上げても使えるようになる。

というわけで、コツが解ればかなり快適だ。相変わらず壊れやすいようだけど、数年間の保障も付いているから交換してもらえば良い。コレがなければ困るというような商品ではないが、普段のちょっとした操作に気晴らしを求めるには丁度良い。実際ボールをコロコロ転がしているだけで少しだけ幸福になれる。又マルチディスプレイの端から端まで指を弾いて一瞬で飛ぶ、というのはやってみた人にしかわからない快感がある。実用一辺倒の人はマウスで十分だと思うので敢えて勧めないが、癒し系のアイテムとしてはかなり良い。

ロードバイク用のバックミラー リアビズ(REARVIZ) アームミラー ブラック レビュー




ロードバイクにミラーをつけたかったのだが、なかなか良いものがない。大きすぎるのは邪魔だし、下ハンドルのキャップの部分につける小さいのは見たい方向に向かなかったりする。もうミラーなんていらない、と思っていたところ見つけたのが本商品。マジックテープのリストバンドに鏡が付いたやつで、こんなのが4000円もする。最初買うのが馬鹿馬鹿しかったので、100円ショップで鏡やら何やらを手に入れて自作してみたが、うまくいかない。仕方がないので購入することにした。

これはすごく良い。もうこれ無しではサイクリングに出られないくらい重宝している。腕につけるので少しくらい見辛くても、すこし腕を捻れば見えるようになる。手の位置がブラケットでも下ハンでもよく見える。ロードバイク本体につけるわけではないから見栄えも問題ないし、ロードから降りた状態なら鏡を収納すれば邪魔にならない。逆にこの鏡を出した状態で歩き回ると、ミラーマンのような末路が待っているだろう。懲戒になりかねないので大学教授などのクビになるとつぶしが利かない人は注意だ。

欠点だが、登坂中で腕を上ハンに乗っけている場合だけは腕の角度が90度変わるので付け直さない限りまず見えない。 きつい坂を上る場合はあきらめている。又、腕が細い人にはマジックテープが長すぎるだろうから切る必要があるだろう。僕でもぎりぎりなので女性だとまずそのままでは使えない。鏡そのものも女性には大きすぎるかもしれない。欠点はこれくらいか。

最初4000円なんて馬鹿馬鹿しいとだれでも思うかもしれない。が、一度使ってみれば手放せなくなる。ロードに乗る人なら絶対買え、というくらいお勧めだ。
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