2017年09月

PSVRゲームレビュー ancient amuletor

公式ページ

PVMOVEを使うことで、体感ゲームのような遊び方ができることが特徴。最初面白かったのだが、しょせん二千円のゲームなんだなーという結論になる。結果的にゲームバランスが良いのは最初のエジプトと、ローマの一面までということだ。それ以降はDLCを含め、すべての敵出現を暗記したら出来るかもしれないが、それにしてもバランスが悪いと思う。尚、本編は中級でクリア、現状DLCは初級でもクリアできていない、というかもうやってない。

・面構成
エジプト-1 (6ターン)
エジプト-2 (4ターン + ボス)
ローマ-1 (6ターン)
ローマ-2 (4ターン + ボス)

以下DLC
異次元-1(6ターン)
異次元-2(乞うご期待らしい)
氷の国-1(多分6ターン)
氷の国-2(多分乞うご期待らしい)


・一番面白いアーチャー
このゲームのキモはコレだと思う。弓を引く動作、そして弓を連続して引いて、狙いが連続してヒットする快感が他のゲームでは味わえないと思う。これをもう少し前面に押し出すことが出来たら、少々違ったのではないだろうか。問題は弓矢の威力だ。面が進むに従って、一撃の威力が弱い弓矢では対応できなくなってくる。面が進むにつれて弓矢の威力も上がるようにしたらもっと面白かったと思う。

・ローマ以降よく使う魔術師 時々操作不能になる
エジプト編では必要ない。ローマ以降敵が固くなる時に必要となる。時々魔法の玉がVRカメラが理由か何かで掴めなくて、ハマる。これはわざわざPSMOVE二本に対応したからだろう、左のPSMOVEで魔法の玉を発生して、右で掴んで投げるという取ってつけたような動作に問題がある。大変イライラする。どうせテスト中に問題は出ていただろうに、なんとかならなかったのか。

又投擲の狙いが殆どつかない。魔術師だけでなくDLCで登場するバイキングもそうなのだが、このゲームで投擲武器というのは中遠距離で殆ど狙いが付かない。だから、なるべく敵から近距離に移動して軽く落とすという方法以外では使い手がない。近距離しか使えず、一発一発の威力が大きいので、拠点が少なくなったときの防衛には最適だが、肝心なところで掴めなくなるし、そもそもあまり面白くない。

・普通過ぎる双銃士
単に銃を撃つだけ。面が進むにつれアーチャーよりも良く使うようになる。このゲームは内容的に体感要素以外普通のゲームより劣るので、普通に銃を撃つキャラなんて楽しくもなんとも無い。

・使いどころがわからない人形遣い、そしてバイキング
人形使いは経路が複数ある場合にすぐ使えなくなる。エジプト面は何とか使えるが、その後は中々生かす場が無い。バイキングは魔術師の所で書いたとおり近距離以外では命中が極端に悪く使いにくい。


・難易度の上げ方にセンスが見えない
自分は殆どパワーアップしないのに、敵が固くなって数も多くなる。これは、やればやるほどスキルが上がるゲームなら何とかなるが、このゲームは狙いの精度が悪いこともありスキルアップも限界があり、敵の出現場所を暗記しまくるくらいしか出来ることが無い。”難しくなったが、自分が上手くなったからクリア出来た”という達成感が得られず、義務的に難しくしました感に徒労さえ感じる。又、マップの見づらさが増して行くことで難易度があがるというのも何とかならなかったのかと思う。一応拠点が攻撃されていると矢印が出るのだが、後半になるとそんなの出た時点でほぼその拠点はダメになる。ミニレーダーつけるとかしてほしかった。

・ネットプレイに対応しているがネット上にやってる人がいないので実質使えない
やってみたかったんだけど、人がいないので出来ない。これはPSVRの普及を考えたら仕方ないかもしれないが残念だ。多人数でやったらもっと楽しめると思うから。

・総評 最初は面白い、惜しいゲーム
操作性の悪さやマップの不親切さそして敵が固くなり物量ごり押しで難易度を上げるという、所謂クソゲー要素を含んでいる。クソゲー要素がちりばめられているが決してクソゲーではなく、最初の方はそれなりに面白いので、もう少し練り上げたらと思う惜しいゲーム。二千円程度で安く、のべ10時間程度は楽しめると思う。ただもう飽きたので、今後DLCが出ても購入しないと思う。光るものがあっただけに惜しいなぁ。

PSVRは買うべきかどうか迷っている方へ(追記あり)

PSVRはアマゾンで買おうとすると買えないが、SONYのPSVR体験会を予約すれば買える。予約満杯じゃねーかと思うかもしれないけど、リロードしていると空くことがある。僕はこれで買った。それはともかく、実際やるゲームがないとか飽きたということが色々な所で書かれているし、褒める人はべた褒めで、実態がよくわからず迷っている人もいるだろう。実はもっていない人が批判をして、買った人が賞賛するという、なんとなく供給が少ない日本市場では心理的に起こりがちな状況だと思う。なるべくバイアスを抜いた意見を書くように努めたので、購入の参考にしてほしい。

・VRエロ

パソコンと違ってエロゲーがあるわけではない。エロと言えばDMMのAV。僕は興味なかったが購入を迷っている諸氏のために仕方なくチェックした。感謝して欲しい。コレについては色々な意見があろうが、すごいと思ったのは最初だけ。これを目的に買うと損をする気がする。あと、DOA VRパラダイスってのも1500円で買えるのでやってみたけど、一回起動しただけ。何が面白いんだこれ?エロについては年齢によっても感想は違うだろうけど、個人的にはPSVRをエロ目的で買っても損だと思う。何?DOAはエロじゃない?ギャルゲーだって?メーカー広報乙ってやつだな。

・映像作品
無料で見られるシンゴジラは良い出来で、買った当初何度か見た。こういった映像作品が増えてくると面白いと思う。尚、VRはやっぱりスケール感の大きい恐竜などを見ると楽しいと思うのだ。しかし、その他色々映像を見たが、今のところ面白いとおもったものは一つも無い。これが残念だ。

・シアターモード
あんな重いものをつけて、顔がくそ暑いし目が疲れるし、個人的にはあまり意味があると思わない。

・ゲーム
問題のゲーム。正直PSVR買って一週間で売ろうと思った。今ならヤフオクでほぼ定価で売れるから。そう思うくらいつまらない。つまらない原因の一つは酔うこと。これは酔い止めを飲むことで解消可能だとわかった。もう一つはいまいちゲームがつまらないこと。バイオハザード7は確かによいと思うけど、絶賛の嵐であるRez InfiniteバットマンアーカムVRを購入したがつまらなくは無いというレベルだったし、その他体験版を色々やったけど欲しいと思うゲームが無かった。こりゃ売るしかないなーと思った。

・決め手はPSMOVE

Rush of bloodを購入したのだが、普通のコントローラーでは全然面白くない。仕方ないのでPSMOVEを二本購入した。これが面白かった。実はPSMOVEってすごく良くないか、と気が付いた。そこでPSMOVE専用のancient amuletorを買ったのだがこれも面白い。両方とも二千円くらいなこともありボリュームは少ないが、かなり熱中できた。実はPSMOVEを使った所謂体感ゲームとVRというのはすごく相性が良いのではないかと思った。今はPSVRを売る気は無くなった。尚PSMOVEはアマゾンで高い値段で売っているけど、Sonyストアで普通の値段で買えるのでアマゾンで買わないほうが良い。

・首の疲労、暑い、コードが多すぎて絡まる・邪魔、後ろを向くと動きが変になる
ancient amuletorなどは自分で周りを見回して索敵するので首をかなりぐるぐる動かす羽目になる。ヘッドセットが重いので首が結構痛くなる。そしてワイヤレレスではないし接続が多いのでコードが邪魔すぎる。顔の部分はゴムで覆われているので今の季節でも暑くて汗をかく。PS Cameraの性能か90度を超えて首を曲げる場合いろいろ処理がうまくいかないことがある。このあたりは仕方が無いかもしれない。

・それでもやっぱり飽きる。将来性が疑問
先述の褒めたゲームが数個あったけど、それらはすべて二千円くらいと安い。そして、やっぱりミニゲームの域を出ず長く遊べるものではなく、飽きる。現状キラータイトルが存在せず、PSVRは先行者利益を得ているとは言いがたい。当たり前だが後発のものの方が出来が良いので、先発のものは後発のものが出る前に何らかの方法で競争力をつけるしかない。が、それが何一つ成功していない。例えば任天堂Switch VRとか出るとしたら、どうしてもPSVRにこだわらなければならない理由はない。


・まとめ
PSMOVEを二本買うことで本当に体感ゲームを家で出来るようになる。こういうゲームが少ないのが欠点なのだが。逆にPSMOVEを買わないと、只のVR表現に頼った薄いゲームになる感があり、これらはそのうち飽きてしまうものが殆どだと思う。現状褒めているゲームも内容的に飽き易い。買ってよかったかどうかだが、現状それほど損をした気はしないがまだまだ買ってよかったとも言えない。何がVRに適しているかメーカーも試行錯誤中なのかもしれないし、その答えが出なかったらこのまま廃れてしまうかもしれない。正直万人にお勧めできる状態ではない。

PSVRの将来性~現状存在するゲームのカテゴリ分け

PSVRの扱いにはまだ各社試行錯誤中なのだと思う。それなりにゲームを買って遊んだが、そのカテゴリについて、現時点でダメなものの順に書いていきたい。

・VRにする必要の無いものをとりあえずVR化したもの
これはすごく悪い。こんなもの作る必要が無い。VRは目の負担もあるし頭が重いし、色々面倒。いちいちVRにする必要は無い。正直キャラが立体的に見えるだけのものなら、ヘッドセットなんてつけずに画面で遊びたいものだ。あまりにくだらないのでどのゲームかは言わない。

・VRの表現に頼ったもの
前項と似ているが、一応少しマシ。VRにすることで「リアルさ」が出るもの。ただ、その「リアル」さはどんどん飽きてくる。僕らは昔スペースハリヤーを「リアル」だと感じたはずだ。しかし、今ではそんなことないし、さらに当時「リアル」さを感じたゲームはその表現に頼ったものが多いので、後からやるとゲーム性として評価出来ないものが多かった。PSVRでは例えばwindlandsはその高さに対する恐怖を感じる表現だが、飽きられるまでは面白いかもしれない。しかし、ゲーム性は薄いし今だから喜ばれているだけのような気がする。その他FPSもゲームとして本当にVRが面白さに関与しているのかという疑問がある。いまのところバイオハザードなどのホラーというジャンルは例外的にピッタリしているが、これもあまり成功しているとは思えない。

・VRのゲーム性を体感に求めたもの
個人的にこれが本命の一つだと思っている。rush of bloodやancient amuletorがこれにあてはまる。PSMOVE、つまり両手の動きとゲームの整合性がどこまであるかというのがポイントで、そのため両手でだけで出来るように、動きは簡略化されなければいけない。例えば片手ごとにボタンを二つしか使わない程度だと丁度良い。〇×等のボタンまで多用する、単にPSMOVEを使うだけのゲームはこれには当てはまらない。ゲーセンでは動く筐体を追加することで、家庭には出来ないVR体験が出来る場として商売になるのではないだろうか?

・音要素などのプラスアルファ、没入感を重視したもの
VRゆえの閉じた空間に何か味付けしたもの。現状ならrez Inifinite や thumperだ。rezは評判ほど面白いと思わなかったが、thumperは今までやったPSVRゲームでも一番の出来だと思う。こういうのになると、絵はVR表現に頼った写実的なものである必要はなく、ワイヤーフレームでよい。センスが必要とされるカテゴリだが、これも体感と同じく本命だと思う。

・ホラーについての補足
密閉された画面でさらに暗いので、疲労を感じるのだ。特に歩いて移動するゲームだと、酔いも加速する。正直、やる前から気持ち悪くなる感覚がある。ホラーは相性が良いのは確かだ。しかし、表現としては合っているが、ゲームとしてはどうなのかという気がする。

・結論
結局VRはVRでないと出来ないことをやらないと飽きられる。表現力についてはすごいかもしれないが、こんなもの慣れればおしまいだ。昔から言われているが、ゲームなんてものはグラフィックがすごいから面白いというわけではない。VR以外では出来ずかつゲームそのものを面白くする仕組み、それが何かという解が出ないなら、VRは廃れて終りだろう。ゲームはゲームとして楽しめることが一番重要なのだから。
最新コメント
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ