2019年07月

里見香奈はプロになる気が無いかもしれない

多分歴代最強の女流棋士だ。最近はさらに強いようで、プロ編入試験がどうとかいう話をする人も居るみたいだ。だが、僕は彼女はプロにならないと思う。なぜかというと、現在のほうが金が入るし楽だろうから。女流の賞金が安いといっても五冠で収入が一千万を切ることはないだろう。だが、男性棋士の中に入ってしまえば収入は半減だし、将棋コンパニオンと戦うのとはわけが違うので仕事自体大変だ。将棋コンパニオン制は女性で将棋を指す人が少ないのでそれを補うためのものであるのはわかるのだが、優遇されすぎているので強い女流がわざわざプロ棋士になるモチベーションを奪っているのだろう。

こういうことを書くと金だけじゃないと言う奴が必ずでてくるが、そういうこと言う奴に限って自分自身は金でしかものを見てなかったりする。仕事がきつくなり収入半減、しかし少々名誉が付く、自分がそれを選択できないなら多くの人にとっても嫌だと考えたほうが良かろう。まぁ、10億とか年収がある奴なら知らんが。

里見がプロになるとしたら、彼女がプロと戦ってタイトルを取る自身がある場合だけだと思われる。そして彼女はそこまで強くはないと思う。

信号処理という世界~信号処理入門読了

先日購入した信号処理入門を読み終えた。読み終えたと言っても5回ほど繰り返して読み終えたわけだが。

自然科学系の「入門」はだいたい社会科学系の本に比べると入門ではない。図や数式であらわされ、それを言葉に変換するということをしてくれないことが多いからだろう。又「XXはXXとみなすと・・・」というよくわからない数学的な置換を行い、何かよくわからんけどこういう形になったからOKというのが多くて、文系には辛いものがある。

この本を自分なりに要約すると、「あるベクトルと一連の直交する単位ベクトルの内積で特定のベクトル成分を抽出する」という概念を章を追うごとに拡張しつづけた話だった。ただ、後になるほどその拡張に無理があるように思え、頭で理解できても心が理解を拒否する感がある。最後の線形システムはかなり説明が足りないと思われる。

5章にフーリエ級数展開の実例というのがあるのだが、これは本当に意味がわからなかった。何日も悩んだ。実部、虚部、振幅、位相がK0~K10までならべてある表があるのだが、ここまで級数展開の話をしているわけだから勿論これを実際出す方法がかいてあると思うわけだ。結局最期に到達した結論は、この級数の元になる数式はどこにも書いてなくて、本当に羅列してある数値で、この数値を使って実例を述べると言うことだった。読解力が足りないだけかもしれないがわかりにくい。

何度も読んでみると理解できるが、当初これをこの本単独で読みこなすのが不可能だったので、以下のサイトを非常に重宝した。

このページ左メニューのFFT入門

やる夫で学ぶディジタル信号処理

上記サイトを直接見たほうが早かったという意味で、本自体はそれほど良いものとは言えないのだろう。だが、この本に出合えて世界が広がりよかったと思う。こういう評価もありではないだろうか。
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