2020年12月

アニメ原体験 破裏拳ポリマー

僕は保育園の年長組だけ行った。そして、年長組の一年前に引っ越した。引っ越すといってもたかだか数百メートルなのだが、その歳の子供にとってその距離は遠いらしく、それまでの交友関係はなくなってしまった。その引っ越す前の話だから4歳か5歳のはなしだったろう。

子供ながら数人でつるんでいた。リーダーは姉と同じ年齢だから二歳上の鼻もちならない金持ちで、もうひとり一歳上か二歳上かわからないけど、なんとなく腰ぎんちゃく的なかなり貧乏な子が居た。その貧乏な子に何となく反発していたが、僕なんかよりすごくいい子だったと思う。高校の時にスーパーでレジを打っていた。気付いていたが何となく声をかけられず、レジに忘れた何かを彼がサッカー台に届けてくれたときも他人のふりをしてしまった。今はすごく後悔している。が、今回の話は鼻もちならない金持ちの方だ。今思うとそいつは金持ちといっても大したことなく、僕が行った私立中高にはロレックスはめてくるようなとんでもない金持ちがいたわけで、そいつ自身もとことん井の中の蛙だったのだろうが。

そう、話題は破裏拳ポリマーだ。引っ越す前に見ていたアニメってなんだったかなぁ。ガンダムは絶対に引っ越す前に見ていた。後で調べて名前が判明したが、スタージンガーというのそうだな。後はなんだったか、生まれてから5歳までのアニメの記憶がすごく少ない。結構見ていたはずなんだがな。しかし、破裏拳ポリマーを明確に覚えている。家では見た覚えがないし、あとで調べても僕が生まれる前の放送だ。なぜそこまで覚えているのか?親の買ってくれたアニメ主題歌カセットに主題歌はあったが、本編を実際に見たのは30年くらい後のことだ。

そこでその金持ちだ。1980年ころの当初、奴はビデオデッキを持っていたのだ。当時ビデオデッキというのは田舎ではツチノコみたいなものだ。放送時間でもない昼間に流れるアニメに驚いたので、印象に残っているのだろう。このアニメを見たのはその時一回だけで、30年を経て再会してみるとよくある子供向けの勧善懲悪モノで記憶に残るようなものではなかった。しかし、懐かしいアニメで真っ先に思い出すのは破裏拳ポリマーで、昔よく旅行に連れていかれた師崎や篠島方面に自転車で走ると、やっぱり脳内でそれを思い出す。

てか、それ「ビデオ原体験」であって「アニメ原体験」じゃねーだろと思うかもしれないが、ビデオ原体験とか書くと助平ったらしいものを想像するにきまってるからな。

さらばxyzzy

ブログを過去から見ていた人は知っていると思うが、僕はxyzzyユーザーだ。xyzzyを愛しているというのを書いてからもう10年だ。これは本当に素晴らしいエディタだった。今までemacsではなくxyzzyを使ってきたのはいくつか理由がある

・軽い
・小さい
・windowsのソフトである
・common Lispが使える

逆にemacsを使ってこなかったのは

・重い
・でかい
・基本的にwindowsソフトではない
・emacs Lispが嫌


ということだ。だが、結局xyzzyに未来はないという結論になった。xyzzyは数年前からメンテされなくなった。が、まだまだネット上には同志が居て、拡張lispなど更新されていた。ことの発端は去年働いた会社でフリーソフトとしてxyzzyを申請したとき「もう全然メンテされてないよね」と言われて却下されそうになったことだ。言い方は悪いが怪しいソフトとなり下がってしまっていた。そして今年あたりからだと思うが、ネット上から情報がどんどん消え始めた。そういう経緯もあって今年末からemacsを使い始めた。

ここ10年の僕の仕事は常にxyzzyと一緒だった。仕事でもlispでマクロが組めるので、非常に役立った。まだマシンパワーが弱い時代にあの軽さはすごく魅力的だった。このエディタが無かったらもっとレベルの低い仕事をしていたかもしれない。たいして力はないが、自分のハンドルをlisperとつけたのもxyzzyあってこそだった。いろいろと思い出深いが、今回お別れしてemacsに移行することにした。結構寂しいが、そもそも仕事で使うことを許可されなくなるかもしれないので仕方がない。

僕はフリーソフトの作者に別に感謝したことはない。だが、xyzzyを作った亀井哲弥さんだけは別で、ソフトに感謝というよりもエンジニア人生を豊かにしてくれたという意味で、感謝している。
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