何をいまさら、そう言われそうなのだが、表題のとおり。今まで輪行袋を持ち歩いていたのはあくまで自転車の故障用であり、せっかく自転車で出かけたのに電車で帰ってくるというのには抵抗があった。最初から最後まで自転車で行くから良いじゃないかという考え、昨日輪行するまでは頑なにそれだった。が、一度やってしまうと輪行もアリと思えるから不思議。

よくよく考えたら、考えなくてもだが、帰りに限らず行きに使っても良い。今まで何度も通って飽きた場所を嫌々走ることもない。そう考えると気分が楽になる。 それどころか行きはまったく漕がなくても良い。例えば60キロくらいののぼりを延々と行かなければならない中津川なんて行く気がしなかったが、行きだけ電車で行って温泉入って泊まって、帰りは下り坂を帰ってくるというのならかなり気楽だ。

今まで遠くまで走りたいからシャカリキに漕いでいたのだが、あまり冷静に分析していなかった。即ち、明るい時間を12時間とすると、実際走ることが可能な時間は10時間くらいなので、往復できる距離は250キロくらいが限界だ。多分僕の足ではこれからどれほど鍛えても300キロは無理。だから、自転車だけ使う限り行ける距離はこれから殆ど伸びない。昨日は浜松まで行ったが、朝6時に出たとしてもいけるのは掛川くらいまで。だったら、そこまで無理しなくても浜松まで電車で行って、そこから走ればよい。実際はサイクリングか電車旅行かわからなくなるのでそこまではやらないのだが、そう考えると極端な言い方になるがどこまでもいけるような気になってくる。新しい世界が開けた。