うん、それで良し。渡辺のブログで「何処からも不参加要請を受けていない自分で決めた」と言っているがやはり渡辺はいい。こういうことをちゃんと言う。大体、渡辺が叡王戦に勝って電王戦をやるにしても、「アマが見つけた手で勝つなんてだめだ」というわけの解らないことを言って不貞腐れる人と会話をしなければならないというのは、ファンとしてすごく嫌。アマの見つけた手を指した事でプロの存在意義を問われるならどれだけのプロが存在意義を問われてしまうのか。だいたいそういう手を読み抜けしているからこそ、その分その他の手を読めて強いわけだ。自分のプログラムミスを認めず相手を非難するやり方を見せ付けられたときに、渡辺や羽生にはこういう人と関わって欲しくないという気がものすごくした。

だいたい何で段ごとの棋戦なんだろうね?これって他のタイトル戦のことを意図的に無視するぞといわんばかりで、4つもタイトルを持っている羽生の場合、どれか一社でも「先生あんな棋戦出ないでくださいよ」と言ったら羽生は出られないわけで、そういうことをちゃんと考えなかったのだろうか?自己顕示欲が強すぎるのではないか?

別にニコ生で普通に棋戦をやればよいのに、なぜ最後にコンピュータと戦わせるのか?車と人間のかけっこをそんなに見たいのか? そして、車を操作する人に「車が走ることに制限が設けられているのがフェアじゃない」ということを何度も言わせたいのか?そして、「そもそも車と人間が云々、だからこの棋戦は試金石」と何度も言いたいのだろうか?そういうくだらなさのみが目だってしまう気がしている。

が、 叡王戦自体は良いと思う。ネットという場を生かしてうまいこと生放送にしているし見ていて楽しかった。惜しむらくは最後にコンピューターと戦わなければならないこと、そしてなぜか段表記にこだわってしまったことだ。コンピュータがなくたって羽生は出られないかも知れないだろう。