安物GPSを買ったので使ってみた。最近LSDをやっているのだが、平地では心拍が安定しない。色々試してみたが、結構急な坂でも心拍を維持しながら上ることが可能。というわけで山道に行くことにした。戸越峠を通るあたりで結構不穏な感じだったが、豊田→瑞浪→中津川の入り口のルートでかなりうんざりした。よく考えれば当たり前なのだが、心拍140~150を維持して走る以上、急な坂では速度を10キロも出せない。体力が余っているはずの最初の峠の時点でも5キロというような表示さえあった。これが何を意味するかというと、延々とのろのろ坂を上り続けるということだ。これはかなり心が折れる作業。ここで一つ白状しておくと、実は最初矢作に行くつもりだったのだ。ルートとしては戸越峠→香嵐渓→矢作だったのだが、香嵐渓へ出る道を盛大に間違えて何故か瑞浪に行ってしまった。


想定したルート

20150725ルートex


実際のルート

20150726ルート

なぜここまで予定と違うのか。この方向感覚。GPSと言っても安物なので地図が出るわけでもない。

想定したルートと高度自体は変わらないかもしれないが、距離が長い。獲得標高も山が二つなのでかなり高い。豊田から瑞浪に降りる坂はサイクリングを始めてから最大の下り坂だった。降りても降りても坂が尽きない。中々の体験なのだが、下り坂でかなりスピードを落とすので、あまり下りが好きなタイプではない。このあたりで峠を二つ(図の前に戸越峠も越えている)超えているので、そろそろ坂にうんざりしていた。しかし瑞浪から中津川は知っている道だから楽だろう。

しかし、ここでも選択を誤った。図のKからGの間が岐阜県道66号なのだがここを通るべきでなく、いったんKから線路沿いに出るべきだった。この県道66号の怖いところは周りに本当に何もないことだ。いわゆる山奥。こういう風景の変わらないところをノロノロ走るのは性に合わないようだ。

最後には中津川の入り口あたりで上るのが嫌になって帰ることにした。しかし帰りも下りが多いとはいえ登りもあるのでうんざりした。しかも多治見から戻るあたりで、瀬戸へのルートは山道が狭く危険なので、「多治見と名古屋では当然多治見の方が標高が高いから何処を選んでも下りだぜ」とばかりに名古屋・春日井ルートを選んだのだがまさかの100m超の登り。道路設計に怒りを感じながら帰った。結局坂ばかりの道を120キロほど走った。疲れた。獲得標高は2200だったがこのGPS高度があまり信用できないので、本当のところどうなのかわからない。