以前書いた記事から5ヶ月ほどたったので使い慣れた現状での使用感を書きたい。その前に前回からカスタマイズした部分として、wheel ballを使って、トラックボールでスクロール可能にしたことだ。設定は以下


 キャプチャ

これだ正しいかどうか知らないが、とりあえず戻るボタンをスクロール切り替えにした。ちょっとしたスクロール作業だとマウス付属のホイールで済むが、長い文章を読むときなど非常に重宝する。で、以前より使用感が上がったのだが、評価は下がった。
Web閲覧はマウスより快適だが、その他の部分で精度が足りなくてイライラが募るからだ。LTSpiceやFritzingで回路を書いたりするのが絶望的にだめ。部品を画面に配置するまではいいのだが、その部品の端をつかんだり、ピンポイントで線を引くときに出来ないことはないが、非常にイライラする。又、普通にプログラムを組む場合には問題ないのだが、IDEを使う場合に、マウスに比べて使いにくくなる。一回一回は大丈夫でも細かい作業を進めるうちに、それが積もり積もってストレスになる。 そういうソフトウェアを使わないとしても、ドラッグアンドドロップが多いならそれだけでストレスとなる。

というわけで、現状M570tをお勧めできるのは、Web閲覧だけしかしない場合のみとなる。それもwheel ballで設定した結果だ。結局は親指一本で操作する場合の精度に限界があり、仕事どころか趣味で使うにしても実用性が足りない。多分熟練しても精度はそれほど上がらない。もしかしたら、以前使ってみた指二本で動かすタイプのトラックボールはそれなりの精度がでるが、ちょっとしたスクロールしたい場合にホイールがないのがストレスだったので一長一短かもしれない。それでも帰宅して酒が入っており、気分がWeb閲覧モードになっているときはマウスより快適なので、買って損したとまでは思っていないが、 とにかく使いどころが限られすぎ。時々気分を変えるのによいかもしれないが、積極的に他人に勧められるものではない。