と言っても街乗りのクロスバイクなんだが。少しさびしい気分になった。

以前書いたが長距離を乗るようになって、今のロードは三代目だ。初代はGraphisというメーカーの一万の安物で、クロスバイクだがママチャリ並の18キロという重量。しかも、注意書きの不整地が「不聖地」という誤植になったままになっているようなチャリだった。長距離乗るようになって、結構はやく壊れた。最終的にフロントギア付近の部品が脱落するような壊れ方をして、チェーンがすぐ外れるようになったのかな。二代目はyokohama bikeの16段変速クロスバイク。これが今回壊れたもの。HPが見つからないし、商品も品切れというかもう売ってない。なぞのメーカーになってしまった。これは2千キロほど走った後ロードに乗り換え、今日まで街乗りとして使ってきた。実はなかなか愛着のある自転車だったのだ。

3万円で10キロ程度の重量、シマノSORA16段変速、そしてクロモリという中々のお得感だったのだが、やっぱり色々とダメな自転車だった。細かいところが安物で壊れやすいのだ。いろいろあったが、今回はペダルを取り付けている部分のネジが完全にえぐれてペダルがくっつかなくなった。シマノのSPDペダルは無事なので自転車本体の強度が弱かったのだろう。幸い家から5キロ程度の位置だったし、SPDに換装していたので片足だけで帰った。帰る途中後部ディレーラーが何もかも巻き上げるようなひどい壊れ方をした。何という偶然なんだろうか。新品を買ったほうが早い状態まで壊れてしまった。

コレを買った頃、生活仕事等色々とうまくいかず、非常に辛い時期だった。いや、辛い時期を少しだけ越えてうまくいきそうになって又落ちている時期だったな。そういう時期に買ってロングライドに使った自転車なので何か愛着があるのだ。秋の心地よい涼しさでのロングライド、感動したがその時乗っていたのもコレだ。遠くまでのるということが目標になっていて、自転車が一番楽しい時期だったんじゃないかな。自転車が唯一の癒しだった時期だ。何か捨てるのがさびしいのはそういうことなのだろう。