ハンディーターミナル(以下HT)とはコンビニやら倉庫やらで、作業員がバーコードを読み取る機械のことだ。もう何件かその仕事をしている。機種によってはGUIがあったりテキストベースだったり様々だ。GUIがあるHTはGUIを作るツールが付いていて、見栄えがかなり良い。GUIがないHTの場合は、メニューが昔のBASICで作ったADVゲームのようになる。もちろんタッチパネルなどない。


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のような感じで画面に文字を書いていく。現在のVBやらなにやらでGUIが簡単に作成できる時代では不思議な感覚に陥るのだが、GUIが標準で規定されていなかった時代には当たり前だった。逆に新鮮な感じがするかもしれない。


HTの開発はほとんど独自言語だ。とはいってもBASICに近いものが多い。そしてデータ型は数値と文字列と配列しかない。さらに配列の大きさを動的に取得する手段がないし、動的に変更する術もない。本当に初期のBASICのような感じで、組んでいて面白くもなんともないし、いちいち面倒くさい。さらに開発ツールはハードメーカーが出しているが、コード補完等の機能は全くなく、嫌がらせのように使いにくい。まだある。HTとPCで通信を行うのだが、機種によっては何ら拡張関数が存在せず、PC側でシリアル通信(今時!)のサーバーをC++やらC#を使って自前でコーディングしなければならない。バーコードを読み取ったり、音を鳴らしたり、光らせたりとハードを直接操作するというのは普通の開発にはないものだが、そんなものはすぐに飽きる。ああ、そうだ16進数をやたら使うのも嫌だ。 さらに某大手の仕事は納期がきついのが多い。設計までならよいのだが、コーディングとなるとこんな仕事やりたくもない。


が困ったことに数件仕事をやってしまった。HT開発の需要はそこそこあるようなので、やればやるほどHTの仕事が回ってくる。最初の一件を引き受けたがために、確実にキャリアパスが狂いつつある・・・・・・・・HTの仕事を引き受けるときはご用心。