ブックオフで立ち読みしてみた。小学生の頃はポセイドン編あたりまで読んでその後読んでない気がする。一応打ち切りっぽい最終回だったのを覚えているのだが、単行本では一応終了させられていた。書き下ろしなのだろうか?残念ながらストーリーはつまらない。


ポセイドン編は当時の感想通り要らないし、12宮編でさえも今読むと面白さが薄い。ツッコミどころも多い。聖闘士には同じ技は二度通用しない(キリッ)、とかいいながらお前は馬鹿の一つ覚えの流星拳だとか、主に兄さんは格好つけて登場してるくせにボコボコにされるとか、「これくらいでカンベンしといたるわ」とでも言いそうだ。ただし、ストーリーがテキトーでも聖闘士聖矢は人気の漫画だと思う。それはネットで検索すればわかるが、どちらかというといじられるタイプの人気だろう。


 よくよく考えたら、昔だってかなり読者にいじられるタイプの漫画だった。近所のお姉さんがよくキャプテン翼やら聖闘士聖矢とかをトレースして書いていた。同級生の男子だって書いていたのでそれほど驚くことではないと思っていたのだが、今思うと少し違うところがあった。


当時は何とも思わなかったのだが、今思うとアレなことがあった。当時小学生低学年だった僕と友人に翼くんと岬くんの台詞を言わせようとするのだ。しかも彼女が考えたオリジナル台詞だ。なにか気恥ずかしくて言わなかったけど、あれはあれだったんだろうなぁ。当時の僕は丸々太っていたので、黄レンジャーやらハート様役ならともかく翼君役をするとなると、彼女の想像力は半端なものではあるまい。言うまでも無く彼女のお気に入りは翼君・岬君・三杉君だった。


その彼女は”アニパロコミック”というアニメやら漫画やらのパロディー雑誌を持っていたので、投稿していたのだと思われる。で、そのパロディーの中身は聖闘士聖矢が異様に多かった。いわゆるBLとかなんとかいうのがあの当時あの中につまっていたのだろうが、当時の僕には当然理解できなかった。近所のお姉さんも小学校高学年もしくは中学生なのだが、女の子はホントマセている。聖闘士聖矢は今で言うところの腐女子をつくった漫画ではないだろうか?つまるところストーリーのテキトーさから読者がいかようにも想像でき、そしてストーリーよりもキャラクターに見栄をきらせて楽しませる。おっさんになった僕が面白いと思わないのは仕方が無いのかもしれない。


聖闘士聖矢でググるとそれだけで一時間くらいは笑える。そういう意味で、 聖闘士聖矢は昔の輝きを失っていない。最後に面白かったのを紹介。


聖闘士星矢レビューその弐~フェニックス一輝はホンマにすごいのか?

兄さん・・・・・


聖闘士星矢のフェニックス一輝のポジションに憧れる


12と13の発言。当たっているが・・・・。


かに座生まれに宿る怒りの小宇宙(コスモ)


僕は双子座なので勝ち組です。


聖闘士星矢ってワンパターンだよね


 どう考えても、沙織がガンだよね。
 


総合すると蟹と兄さんの人気に嫉妬、というところか。