将棋

74期名人戦第一局

一日目は横歩で金が上ずっていて、ヘボ将棋の自分から見てもあれで後手が指せるのは明らかな形だった。で、二日目午前の時点で羽生の負けだと思っていた。終りの方みたらよくわからないけど、逆転してた。何で勝てたんだという謎の勝ち方だったけど、よくわからない力勝負にするという羽生らしい勝ちだったような気がする。渡辺の解説だったが相変わらずキレが良く、面白かった。

王将戦があまりに駄目だったので、今年の名人戦では羽生は勝てないのではないかと思った。でも良く考えたらちょっと前の棋王戦もふがいなかったし、単に冬のタイトル戦では息切れしているだけのような気もする。第二局も横歩が見たいな。

 

65期 王将戦 感想

羽生に用意の一手というのが少なく、行き当たりばったりの差し手が目立ったように思える。中盤早々から悪くなる展開で、言い方は悪いがやる気を感じられない。棋王戦が熱戦だったのと対照的だ。もうトシだし、趣味のチェスで忙しいし、4つ防衛したからもう良いでしょ、というのはわかるけどね。そういえば勝ち方も、新たな手を開拓するというより、勝ちそのものにこだわるようになった気がする。それでも4冠だから最強なのだろうが。

羽生の将棋が変わった

昔は一手でも短手数で葬ろうとする将棋が多かった。蛮勇のように見えて実際失敗することもあったのだが、それが羽生将棋の特徴だった気がする。そして、そういう手順だからこそ驚くような一手が生まれていたと思う。が、最近、特にタイトル戦ではそういう手が少なくなったように思える。どちらかというと安全策を取るような。それが悪いといっているわけではないのだが、ともかく変わったような気がする。

今年タイトル戦で二回ほど不思議な対局があった。どちらも羽生が勝っている。VS行方名人戦で棒銀だったので途中で棒銀をあきらめて銀を戻ったというのが一つ。もう一つはVS豊島棋聖戦でわざわざ垂らした歩を成り捨ててなかったことにした手だ。手待ちに定評がある羽生なので、最初はそれなのかと思ったがどうも違う。ただの手損にしか見えない。特に後者だが、これが羽生の引っ掛けだと言う人も居たが、終盤のあの場所で単純な手損などしたいわけが無いので普通に失敗だろう。実際羽生も「恥ずかしいが仕方ない」と言っている。だが、ここまで名のある棋士がこういう手を指すのは珍しい。棋書によくある「~すると何をしていたか解らない手」といわれる手で、そんな手指すくらいなら負けたほうがマシという程度に忌避されているような手だからだ。そこまで勝利にこだわったのだという気がした。

 最近羽生は「いつまでタイトル戦を出来るかわからないから、一局一局精一杯指したい」というようなことを言っている。現在名人を含む4冠なので、これは謙遜にも見えるが、多分本音なのだろう。羽生は自分が早晩勝てなくなると危惧しているのかもしれない。そう考えると羽生の指し手の変化も納得がいくのだ。

月夜の駒音 祝、連載終了 

将棋世界・内舘コラム「月夜の駒音」が終了

本当にお疲れ様でした。もう将棋関係には来ないでください、後生です。くれぐれもお願いいたします。

叡王戦 羽生渡辺不参加

うん、それで良し。渡辺のブログで「何処からも不参加要請を受けていない自分で決めた」と言っているがやはり渡辺はいい。こういうことをちゃんと言う。大体、渡辺が叡王戦に勝って電王戦をやるにしても、「アマが見つけた手で勝つなんてだめだ」というわけの解らないことを言って不貞腐れる人と会話をしなければならないというのは、ファンとしてすごく嫌。アマの見つけた手を指した事でプロの存在意義を問われるならどれだけのプロが存在意義を問われてしまうのか。だいたいそういう手を読み抜けしているからこそ、その分その他の手を読めて強いわけだ。自分のプログラムミスを認めず相手を非難するやり方を見せ付けられたときに、渡辺や羽生にはこういう人と関わって欲しくないという気がものすごくした。

だいたい何で段ごとの棋戦なんだろうね?これって他のタイトル戦のことを意図的に無視するぞといわんばかりで、4つもタイトルを持っている羽生の場合、どれか一社でも「先生あんな棋戦出ないでくださいよ」と言ったら羽生は出られないわけで、そういうことをちゃんと考えなかったのだろうか?自己顕示欲が強すぎるのではないか?

別にニコ生で普通に棋戦をやればよいのに、なぜ最後にコンピュータと戦わせるのか?車と人間のかけっこをそんなに見たいのか? そして、車を操作する人に「車が走ることに制限が設けられているのがフェアじゃない」ということを何度も言わせたいのか?そして、「そもそも車と人間が云々、だからこの棋戦は試金石」と何度も言いたいのだろうか?そういうくだらなさのみが目だってしまう気がしている。

が、 叡王戦自体は良いと思う。ネットという場を生かしてうまいこと生放送にしているし見ていて楽しかった。惜しむらくは最後にコンピューターと戦わなければならないこと、そしてなぜか段表記にこだわってしまったことだ。コンピュータがなくたって羽生は出られないかも知れないだろう。

ニコ生将棋はいつも豪華メンバー

今日もそうだが、最近余っている有給を使って、ニコ生で将棋を観戦している。名人戦は4、5局目、今週は棋聖戦を見るために休んだ。何回か前に渡辺明が解説の時はもちろん見た。そこで渡辺が「こういうのはもう飽きた」といっていたのが印象的だ。別に生放送自体について飽きたといっているわけではなく、ところどころのアンケートであり、昼食であり、そんなの本当に楽しいのかよ、という意味合いで言っているのだと思う。まぁその通りで、単に他にやることがないからやっているだけで、本当はだれも楽しんでいないかもしれないとさえ思った。解説者がどんな昼食を食ったとか、女流の得意料理がなんだとかお前ら本当に知りたいのか?いや、本当に知りたくてやってるならゴメン。ただ、惰性でやってるだけに見えたので。

あと、恒例の女流棋士が「豪華メンバー」発言したときに、「いつでも豪華メンバー」と皮肉を言っていたのは渡辺だったか。さすが渡辺、言いたいこと全部言ってくれたな。あの「豪華メンバー」発言はいつも失笑していて、女流棋士は誰が来ても別に豪華じゃないし(”しいて言えば”里見くらいか)、男性棋士であってもタイトル挑戦さえ経験していないとか、B1までしか経験がない、別に勝率も高くない7段とかの棋士が豪華メンバーであるはずがない。いや、ファンから見たら豪華かもしれないけど、お前ら内輪の人間が「豪華」とか言ってんじゃないよ。個人的に女流は聞き手として必要ないとさえ思っていて、男性棋士二人にしたらよっぱど面白いと思うのだが、お金がかなり掛かるのかな?藤井・森内とかの解説組み合わせってそれだけですごく見てみたいのだが。内輪褒めではなく、こういう本当に「豪華」なのを見てみたいものだ。

最後に山口恵梨子だけはもう出さないで欲しい。あのうきゃうきゃ言いながら話すのは癖なのかかわいいと思ってやっているのか知らんけど、少なくとも平均レベルの人ができるように普通に話すことすらも出来ないなら出てくるべきではないと思う。

73期名人戦 第一局

二日目は会社さぼって見てた。解説がなぁ・・。森下って同じこと何度も話すので聞いていて苦痛だ。森下の会話部分って1/4程度に圧縮できて情報量がすごく少ない。女流の鈴木は話し方がへたくそな幇間みたいでわざとらしいというかもう少し自然に出来ないのだろうか。解説がかなり自分に合わなかった。鈴木はともかく森下にとってしゃべるのは本業じゃないから仕方ないかもしれない。

将棋だが、一日目の68飛にはかなりびっくりした。たとえば相矢倉の45歩、同銀、19角成からくる一連の変化などは、知っている人から見たら面白いかもしれないが、一般的にそれほど面白い将棋とはいえない。しかもこういうのは一度やるとシリーズ中何度も行われるのでつらい。その点こういう力戦は誰が見ても面白い。結構悪手を放っていたので、結果として68飛自体が悪かったのかどうかは僕程度にはわからない。でも、こういう舞台で一瞬わくわくさせてくれるような手が出てきたことはうれしい。

行方の投了は突然すぎて驚いたが仕方がないと思う。もしかしたら羽生に大悪手が出て逆転出来るかもしれないが、僕が見たいのは名局であって悪手を放ち合っての熱戦ではない。だからどうでも良い。

8割負けるとはどういうことか・・・行方挑戦

ニコ生見ていると解説の棋士ってどれもこれも好きになるよなぁ。どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語 [単行本]に書いてあったが、羽生が出来ることは誰でも出来るのだが、差がどうのこうのというのがわかるくらい、解説聞いていると強そうだ。これだけ見ている限りどこに差がつく要素があるのかわからん。実際羽生と他の棋士の差は、僕らが思っているよりはるかに僅差なんだろう。

それはともかく、ここ一番で僕が特に応援する棋士って負けるなぁ。 久保には悪いことをした。棋王王将A級の時もかなり肩入れしていたし、今回も。すまん久保(自意識過剰)。それにしても、久保名人見たかったな。多分取れないとしても。行方名人、これも取れる気がしない。現状羽生に勝てそうな人って渡辺くらいなのだが、渡辺は羽生への勝率があれほどまで高い(それでも5割ちょっとだけど)のに勝率7割行っていない。それでも十分強いのだが、ここ一番の挑決で他の棋士に普通に負けている。行方奪取なるか。だとしたら久しぶり森内羽生の順位戦になるな。

尚、羽生の対久保成績は0.711 行方にはタイトルどおり何と0.800という驚異的な勝率となっている。これがどちらも名人を取れそうにないと思った理由だ。
 
ところで、角換わりだけのシリーズとか嫌です。見ていて面白いのにしてください。力戦とか横歩とか。矢倉も少しはあっても良い。好き嫌い述べてるだけだけど。 

久保名人を見たい

僕は羽生ほどではないが結構久保ファン度が高い。石田流なんて指さないのに「久保の石田流」を買ってしまったり、棋王王将さらにA級から同時に陥落したときには、すごく悲しかった。

僕自身は居飛車党なのだが、振飛車って妙な魅力がある。居飛車よりも語弊があるが才能というか向き不向きが大きい戦法だと思う。藤井9段はそういう意味で、本人も言っているけど振飛車党っぽくない。本当に振飛車っぽい将棋を指すのは久保9段だと思う。僕は藤井ファンでもあり久保ファンでもあるが、その意味合いはかなり異なる。藤井将棋は、将棋世界の連載など特集を見てもわかるが理を重視するように思う。逆に久保将棋は感覚重視に思える。 「さばき」というコンセプト自体がそう見えるじゃないか。又A級プレーオフの渡辺戦でもわかるとおり、粘り強い。玉頭の歩を突かずに勝ってしまった将棋にはシビれた。

いくら竜王位が最高位だといっても、僕らの世代はまだまだ名人だ。一番好きな棋士は羽生なのだが、ここはとりあえず久保名人が見たい。 「さばき」とかいうあいまいでよくわからないもので名人とは良いではないか。とはいえ、正直なところ久保では羽生に勝てないと思っているけど。あ、その前に行方に勝てるかどうか。楽しみなので3/16日は有給取ってしまった。

内館牧子は将棋ファンの代弁者ではない

内館牧子という人が将棋世界に連載している、「月夜の駒音」というのがある。一話一話のエッセイだ。僕はこのシリーズが好きではない。 彼女のエッセイは何かと若者やら社会やらへの近所のおばちゃんレベルの批判があり、それが論理的ではなく自分の感情から出ているので、ありていに言えば大きなお世話としかコメントしようがない話が見受けられる。典型例として次のような話があった。自分の職業を”孤独だ”と発言する人に反感を覚えるということが書かれており、それに引き換え羽生は・・・という展開だ。羽生が週刊誌のインタビューで「将棋は相手がいる勝負だから孤独ではない」と言った事を例にして、週刊誌が勝負師の孤独をしゃべらせようとしたにもかかわらず羽生がそういう風に答えたことを賞賛しているという話だ。
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